CASE. 施工実績
ROOF 屋根全般工事
屋根修理工事 千葉県 野中様邸
DATA
施工期間/2日間
修繕材/和瓦
修繕工事価格/250,000円
こちらが瓦屋根の施工前の写真です。今回は主に棟部分を中心に施工しました。
今回の施工において非常に重要になるのが南蛮漆喰と言われる建築素材です。
南蛮漆喰とは、瓦屋根の棟の部分に使う、葺き土(ふきつち)の代わりとして使用します。葺き土とは、屋根の瓦が落ちてしまわないように瓦の下に敷く土のことです。葺き土には、粘土や砂利、石灰などが混ぜてあります。
普通の漆喰を瓦屋根に使う際は、葺き土と併用します。葺き土を塗り、その上から漆喰を塗って二つの層を作ります。もし漆喰が剥がれてしまったとしても、奥にある葺き土で雨漏りをしないように守るような構造になっているのです。
南蛮漆喰は、葺き土と漆喰の役割を兼ね備えた材料なので、最近では南蛮漆喰のみを使用する方法が増えています。南蛮漆喰は、このふたつを組み合わせたものよりも耐久性が高く、防水性に優れているため、人気となっているのです。
今回は漆喰の塗り直しがメインでしたのでお写真も漆喰の塗り直しの完工前と完工後お写真上げさせていただきます。
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こちらが現場調査直後の屋根の状態でした。
大変な状況です。いつ雨漏れしてもおかしくない状態です。
トップにある画像はこのお写真の施工中のお写真になります。
あの白いものが南蛮になります。糊の代わりだと思っていただけましたら分かり易いですね。 -
こちらの写真の鬼部分も漆喰がはがれてしまってるので綺麗に塗りなおさせていただきました。
同時に耐震補強もやらせていただきました。 -
先ほどの写真の完成形です。
太く塗りなおさせているのが南蛮漆喰
のし瓦の段差ごとにある細く白い線が耐震補強用のコーキングになります。 -
鬼部分はよく漆喰がはがれてしまいます。
雨漏りが起こる前の早めの対応が望ましいです。
ですので皆様もよくご注意しながらたまに自宅の屋根にも目を向けてみてください!