先週のブログは見ていただけましたか?
まだでしたら是非ともご覧いただければ幸いです。
それでは本日は前回の続きです!まずは負荷とはについてです!
負荷について
負荷とは?
自家発電機や自家発電設備に接続されていて、発電機が作る電力(起電力)を使用するものを負荷とか負荷機器と言います。
この負荷には、可搬型の小型発電機なんかだと投光器や業務用掃除機などを接続して電源の無い場所や停電環境下で作業をするために使用しますが、常設の自家発電設備だとこの接続されている負荷は決まっていて、非常で使用するもの(消防用設備等や非常照明、非常電源など)に限定されているのがほとんどになります。
主なものだと消火栓とかスプリンクラーのポンプや排煙機、病院の手術室などにある非常電源(赤いコンセントで、停電しても自家発電設備の電力を使用できる非常回路)などが該当します。
この負荷には、可搬型の小型発電機なんかだと投光器や業務用掃除機などを接続して電源の無い場所や停電環境下で作業をするために使用しますが、常設の自家発電設備だとこの接続されている負荷は決まっていて、非常で使用するもの(消防用設備等や非常照明、非常電源など)に限定されているのがほとんどになります。
主なものだと消火栓とかスプリンクラーのポンプや排煙機、病院の手術室などにある非常電源(赤いコンセントで、停電しても自家発電設備の電力を使用できる非常回路)などが該当します。
発電機の容量について
(このコンセントは停電時に発電機から供給される電気を使えるコンセントになります)
また自家発電設備には大きさにより発電できる容量(100KVAとか)が決まっていますのでそれ以上の負荷は接続できません。(定格発電量を超えると保護装置により自家発電設備が止まったりブレーカーが落ちる)
一般的には負荷の容量の3倍の容量を選定するみたいです。(負荷が30KVAなら自家発電設備は100KVAとか)
それはポンプや排煙機に接続されているモーターは、起動時に定格運転時のおよそ3倍の電力を使用するためで、このモーターが起動した際の起電力に対応するために上記のような余裕のある容量の自家発電設備を選定するということになります。
たしかに消火栓ポンプなどを起動した際には一瞬ですが電流計が振り切れるくらいの電流が流れますのでおよそ3倍というのもうなずけます。
また自家発電設備には大きさにより発電できる容量(100KVAとか)が決まっていますのでそれ以上の負荷は接続できません。(定格発電量を超えると保護装置により自家発電設備が止まったりブレーカーが落ちる)
一般的には負荷の容量の3倍の容量を選定するみたいです。(負荷が30KVAなら自家発電設備は100KVAとか)
それはポンプや排煙機に接続されているモーターは、起動時に定格運転時のおよそ3倍の電力を使用するためで、このモーターが起動した際の起電力に対応するために上記のような余裕のある容量の自家発電設備を選定するということになります。
たしかに消火栓ポンプなどを起動した際には一瞬ですが電流計が振り切れるくらいの電流が流れますのでおよそ3倍というのもうなずけます。
原動機の種類による違いについて
先週のブログで原動機にはガソリンエンジン・ディーゼルエンジン・ガスタービンなどがあると説明させていただきましたが、ではこれらの原動機によりメリット・デメリットはどうなのでしょうか?
消防用設備等の非常電源に良く用いられるディーゼルエンジンとガスタービンでの違いをお話させていただきます
消防用設備等の非常電源に良く用いられるディーゼルエンジンとガスタービンでの違いをお話させていただきます
ディーゼルエンジンの場合 (メリット)
メリット
1.小型のものから大型のものまで種類が豊富
2.燃料単価が安い
3.発電効率が良い
4.メンテナンスが容易
5.本体が比較的安価
1.小型のものから大型のものまで種類が豊富
2.燃料単価が安い
3.発電効率が良い
4.メンテナンスが容易
5.本体が比較的安価
デメリット
1.排気ガスの煙が多くでる(負荷運転時は特に出る)
2.振動や騒音が大きい
3.冷却装置(ラジエーターなど)が必要
4.無負荷運転で未燃焼物質(スラッジ)が生成されやすい。
5.未燃焼物質除去の為に定期的な負荷運転が必要
2.振動や騒音が大きい
3.冷却装置(ラジエーターなど)が必要
4.無負荷運転で未燃焼物質(スラッジ)が生成されやすい。
5.未燃焼物質除去の為に定期的な負荷運転が必要
ガスタービンの場合 (メリット)
1.振動や騒音が少ない
2.排気ガスの煙が少ない(ほぼ透明)
3.未燃焼物質(スラッジ)が生成されない
4.冷却装置不要
5.省スペース
6.負荷運転不要(消防法上)
2.排気ガスの煙が少ない(ほぼ透明)
3.未燃焼物質(スラッジ)が生成されない
4.冷却装置不要
5.省スペース
6.負荷運転不要(消防法上)
デメリット
(ガスタービンの画像です。凄く複雑そうですね。)
1.同じ規格(出力)のディーゼルエンジンのものより本体価格が高い
2.発電効率が悪いため燃料単価が高い
3.部品が非常に精密なのでメンテナンス費用が高額
4.排気ガスの温度が非常に高温なため可燃物があると燃える
1.同じ規格(出力)のディーゼルエンジンのものより本体価格が高い
2.発電効率が悪いため燃料単価が高い
3.部品が非常に精密なのでメンテナンス費用が高額
4.排気ガスの温度が非常に高温なため可燃物があると燃える
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は前回の続きで負荷についてや原動機(エンジン)のお話させていただきました。
消防用設備等で用いられる自家発電設備は消火栓やスプリンクラーなどが設置されている場合に非常電源として設置義務があります。
ですが、大きい工場などでは非特定防火対象物なのに自家発電設備が設置されていて、防災用(負荷が消防用設備等)なのか非常用(負荷が工場の生産ラインなど)なのか微妙なものがたまにあります。
ですので設置届などを確認して負荷がどうなのかを確認しておく必要があります。
また自家発電設備の設置基準には建築基準法によるものと消防法によるものがありますので間違えないようにしたいものです。
それでは来週もお楽しみに!来週もご安全に!!!!
今回は前回の続きで負荷についてや原動機(エンジン)のお話させていただきました。
消防用設備等で用いられる自家発電設備は消火栓やスプリンクラーなどが設置されている場合に非常電源として設置義務があります。
ですが、大きい工場などでは非特定防火対象物なのに自家発電設備が設置されていて、防災用(負荷が消防用設備等)なのか非常用(負荷が工場の生産ラインなど)なのか微妙なものがたまにあります。
ですので設置届などを確認して負荷がどうなのかを確認しておく必要があります。
また自家発電設備の設置基準には建築基準法によるものと消防法によるものがありますので間違えないようにしたいものです。
それでは来週もお楽しみに!来週もご安全に!!!!